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栗東市中央公民館 平成21年3月14日(土)

 例年この時期に行われている『日本語講師養成講座』。いつもは、
「助詞の教え方」など、日本語の教え方に焦点をあわせていましたが、
今回は、「滋賀県内で行われている日本語教室の活動を聞く」という趣旨で
『びわこ日本語ネットワーク(BNN)』 代表の金綱 蓉子さん、
副代表で『八日市日本語教室』を主催しておられる沼田 重昭さんに
お越しいただきお話を伺いました。






 まず話題に上がったのが、去年の11月ごろを境に厳しくなった日系ブラジル人、ペルー人の雇用状況でした。
それまでは再就職するにしても会話程度の日本語で採用だったものが、日本語の読み書きまで習熟していないと
スタートラインにすら立てないという事です。

 マスコミでも取り上げられている、「在日外国籍住民に対する履歴書の書き方や面接の受け方講習」などのように、日本に暮らす外国人にとって、滋賀県内のみならず各地の国際協会(国際交流協会)が行う日本語の支援は大変重要な役目をもっています。



RIFA(栗東国際交流協会)で毎月第2、第4土曜の午前中に行われている日本語教室の講師ボランティアスタッフの皆さんや受講者の方からは日本語支援の疑問点や問題点についての質問がありました。
講師からの答えに『やはり悩んでいるところは同じなんだ』という感想も聞かれました。
 
 日ごろ行っている日本語教室の学習の進め方や運営の方法など、他の教室のやり方を聞く場はなかなか無く、
日ごろ活動してくださっているボランティア講師の皆さんにはヒントを持って帰ってもらえたのでは?と思える
2009年の日本語教室講座でした。



RIFA日本語教室は、2009年3月現在、学習者が増えてきています。

  @仕事がなくなり、「時間ができたし、ひらがなを覚えたいから」来る成人男性
  A家庭では宿題の質問ができないからと、教科書・宿題を持参で訪れる小中学生
  B国際結婚で日本に来られたばかりの成人女性
  C日本語能力試験対策に来られる方

特に、2009年に入ってからは、@Aの方の学習者が目立つようになってきました。

日本語教室の講師はRIFA会員のボランティアさんです。みなさん、熱心に取り組んでくださっているので、
とても刺激的です。
誰でも最初は、「日本語指導未経験者」です。興味のある方は、ぜひ、見学に来てください。
「見学」「サポート役」として関わっていただく中で、一緒に学んでいきませんか?

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