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共催:JICA大阪国際センター

平成21年8月24日(月) 栗東市中央公民館
世界と出会う玉手箱  第2回目は「国旗を作ってみよう!」

平日の開催でしたが夏休みということもあり、たくさんの親子が参加してくれました。(参加者44名+スタッフ協力9名)

講師


今回国旗の事について教えていただいたのは、
大槻一彦さん(愛称は「かっちゃん」!)

青年海外協力隊員として、ネパールで2年間、理数科教師として働いた経験を持っていらっしゃいます。

現在、高校の先生&国際教育ワークショップのファシリテーターとして活躍中。

かっちゃんは、いろいろな国へ旅行に行きます。

旅行先で出会った王様にお願いされました

先日、旅行した国で、パレードがあり、なんと、王様に会う機会がありました。

日本人であるかっちゃんを見かけて、「国旗を新しいものにしたいのだが、アイディアをくれないか」と依頼が!

そこで、今回は、みなさんで、新しい国旗を考えてみました。
←王様からの手紙のコピーです。

国旗に込めたい願いや、表現したいものは、次の通り

 1)国にある高い山々

 2)神様は、三角形で表す

 3)王様と一族は国民から尊敬されている

 4)王様と首相で、いっしょに幸せな国でありたい
新しい国旗を作る前に、キーワードを
何色で&どんな形で
表すかを考えてみました。

「平和」→「にじ色」
「幸せ」→「ハート(形)」
「栄え」→「ごはん(形)」

様々なアイディアが生まれます。

国旗が出来たよ!



力作がそろいました!

ただ・・・残念っ!たった今、かっちゃんの携帯電話に王様から連絡が。

今回は、今まで使っていた国旗をそのまま使うそうです。


ところで、その王様って、一体、どこの国の王様なの???

それは・・・・

ネパール!

ネパールの国旗について

ネパールの国旗 みんなは、「国旗のデザインを考えて〜」と言われて、横長の四角で描き始めたよね?

でも、なんと、今のネパールの国旗は、左のような形をしているんだ!

そして、山々(△の形&縁取りの青)や、平和(ネパールでは赤色)などをあらわしているよ!

日本では、「山=緑」だけど、エベレストみたいに高い山があるネパールでは、「山=青」なんだ。

                                                  (かっちゃんの説明より)
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ネパールの国旗は、世界で唯一、四角形ではない国旗です。
この特徴的な形は、ネパール王国の王家と宰相家が使用していた2つの三角旗を組み合わせて簡略化したことに由来しています。

国旗の真紅は、ネパールの国花であるシャクナゲの色で、ネパールのナショナルカラーにもなっています。また、赤は国民の勇敢さを、縁取りの青は平和を、それぞれ意味していて、2つの三角形はヒマラヤの山並みを象るとともに二大宗教であるヒンドゥー教と仏教を意味して、月と太陽はこの国が月や太陽と同じように持続し発展するようにという願いが込められているそうです。
                                        国旗と記事:(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)参照)

参加者の声


・ちょっと(子供には)難しい内容でしたが、国旗についていろいろ考えることができて興味深かったです。
・いろいろな豆知識を覚えたので、帰って、主人に自慢しようかな?
・国旗のデザインが、旗が風で揺れるとどう見えるか・・などを考えて作られていることを知り、驚きました。


『世界と出会う玉手箱』次回は第3回「メキシコ・クリスマスパーティー」(12月19日)です!お楽しみに!!


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