みんなで作って、みんなでいただく『食文化の交換交流』は定番のイベントとなりました。申し込みは受付開始日から2日目には、もうほとんど定員の50人に達するほどの人気。中国、台湾、ペルー、ブラジルの方々も多く参加され、会場のコニュニティセンター大宝西の調理室は満杯の人で、楽しくにぎやかに料理しました。
今回は、ベトナムの生春巻き、台湾の焼きビーフン、とタピオカミルクティ、ペルーのエンパナーダ、日本のちらし寿司とお吸い物を作りました。生春巻き、焼きビーフンはご存知の方も多かったと思いますが、エンパナーダはほとんど初めての方ばかりだったようです。一口大のミートパイのような感じで、縁を縄網みのように包めばきれいに仕上がるので、参加者は競って包みました。いろいろな形に出来上がって、調理室は楽しい笑い声で包まれました。
ベトナムから来られたトイエット・ムオイさんは、RIFA日本語教室で学習中で、まだ日本語もよくわからないながらも、あざやかな手つきで上手に教えてくださいました。台湾から来られた大津京子さんは、日本在住も長く、日本語はもちろん、お料理もベテランの域。ペルーの谷口デボラさんは、ペルー料理のシェフさながらの腕前。日本料理の野村みどりさんのちらし寿司もことのほかおいしく、どの料理も家庭料理とは思えないほどのりっぱなお料理でした。
お料理・お食事の後は、ペルーの許田マヌエルさんがギターを弾きながら『センヤマ、フジヤマ』『ラ・マラゲーニャ』の歌を披露。お孫さんのシンジロウ君は民族衣装に着替えて、『マリネラ』(ペルーの民族舞踊で愛の踊り)を踊り、シンタロウ君は、ピアノで『冬のソナタ』の主題歌を弾いて参加者をうっとりさせました。あるブラジル人女性は、この韓国ドラマが大好きで、「ブラジルにはない愛のかたちで、やさしい気持ちになれる。」と話してくれました。栗東市内でペルーの若者が韓国ドラマのピアノを弾き、ブラジル人女性が聴いて感動する。RIFAの異文化交流サロンでこんな心温まる一幕もありました。
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