2006年12月号(VOL28-3)
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すき焼きで楽しく交流 〜RIFA会員の集い〜
 中国衡陽市使節団歓迎会の乾杯のあとは、会員の集いを兼ねたすき焼きパーティーで交流しました。通訳の方々を介して、また筆談を交えて団員の皆さんと楽しく歓談。代表団から各テーブルに振る舞われたアルコール度54度という、のどが焼けるほどの強烈な銘酒「貴州茅合酒」にみな酔いしれ、コミュニティセンター治田で学ぶ「ひまわり」「さくらんぼ」の皆さんの演奏に合わせて歌い出す人もあり、カラオケならぬナマオケ?で、宴たけなわとなりました。
 箸袋の番号によるお楽しみ抽選会もあり、約2時間の短い間でしたが、団員の皆さんと楽しく過ごし、友好の絆を深めることができました。

 季節が夏から秋に変り、今は冬色に変っていく毎日です。つくづく思うのですが、こちらでは、夏と冬が極端なせいか、そのつなぎの季節が悔しいくらいに短く感じられます。日本の季節は、夏は暑い!! こちらの夏にはさむーいこともあるんです。そして、秋や冬なのに半袖で過ごせる日々があったり。ちょっと日本じゃ考えられないですよね?
ワインイメージ ところで、今の季節の風物というか食の旬というか、私にはちょっと苦手でもある食の文化をお伝えできればと思います。そうです、こちらでは、今の旬はWILD。お肉は鹿肉、野菜は紫キャベツ・芽キャベツ・栗・きのこ、デザートはマロン。こちらに来て、ウサギを食べる事にビックリもしたけれど、鹿肉を食べるんです。食感的にはけっこうやわらかいようで、においはちょっとあるかな? 肉肉しくて? お肉の好きな人なら大丈夫でしょう。栗は、キャラメル状にして、甘くて、わたし的には好きですが、思わずデザート?と思っちゃうくらい甘いかも。そして、芽キャベツや紫キャベツと一緒に食べるんです。まあ時期的には12月の中旬までですねえ。それ以降は、鹿狩りも出来なくなりますから。そしてこの鹿料理を召し上がる時には、お薦めは軽めの赤ワイン。そうイタリアワインやフランスワインのようなこくがあり深みのあるワインにはちょっとお互いが強すぎるかも。そうやっぱりそんな時は、スイスの軽めの赤ワイン。日本でも有名なハイジの街・村として有名なマイエンフェルドの赤ワインはおいしいですよ。スイスには、他に美味しい白ワインもあるんですよ。それは、ジュネーブ・ローザンヌ地方のワインがおすすめですねえ。トカゲのマークのエイゲルというワインやデザレー。これらもまたおいしい。夏は、サラダや軽―い食事、冬は、チーズフォンヂュやラクレット(ゆでたジャガイモの上に、溶かしたチーズをたらして食べるのです、これがまた美味!! )。
 こちらに来ることがあれば、是非こちらの郷土料理を試す勇気をもって、のぞんでください。世界観が広がることまちがいなし。人や食を見ずしてその国を語れませんから。日本食で言う鍋やすき焼きといったお客様料理? おもてなし料理? そうみんなでかこんでわいわいがやがやです。私達日本人って色んな風にアレンジするの好きじゃないですか。スイス人の旦那からは、はじめは??? でメリークリスマスも、今じゃあ、ないと淋しいって!! でも、自分流にするっていいじゃないですか、楽しめればいいんですよ。
 さあ、もうすぐ、クリスマス。もう町の中のショウウインドウはクリスマスの飾りが見えてきました。チューリッヒのメインストリートは、ライトアップされるのももうすぐ!! 長年続いたライトが去年から新しくなってちょっとクール? 今までの金色の暖かいイメージからまた違った感じになって物議をかもしたものです。そのライトも今年も取り付けの準備にかかられていました。日本人のクリスマスとこちらのクリスマス、意味合いは違いますが、家族と向き合う時間である事には違いがありません。では、次にお目にかかるのは新しい年ですね。
 一足早いご挨拶ではございますが、よいお年をお迎えください。       スイス、辻村加代子
辻村シニガー加代子さんのプロフィール辻村シニガー加代子さん
 神戸生まれの栗東育ち。琵琶湖ホテルの従業員時代にスイスで就業する機会を得、1990年にピーターさんとご結婚、以後スイスに在住。RIFAのホームページをご覧になってメールをくださり、お便りを送ってくださることになりました。


2006年12月号(VOL28-3)

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