2007年6月号(VOL30-3)
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 RIFA会員の宮城宏己さんの三女 妙由子さん(高校3年)は去年8月から1年間の予定で北欧スウェーデンに留学中です。


 帰国を前にした妙由子さんの住むスウェーデンへの、宮城さんご夫妻の旅を2回シリーズでお届けします。

スーザンと再会・・・公園の中に家があるような美しい住宅街  In Holland


 時差7時間、飛行機での移動時間12時間の後、オランダのスキポール空港に着き、ゲートを出るとそこには、スーザン(3年前に我が家にホームステイ・RIFA国際理解講座、Koryuにも登場)の笑顔と気温25度(しかし夜は5〜7度位)の暑いオランダが待っていました。スーザンお気に入りの日本製の車に乗り、真っ直ぐに伸びたハイウェーを一路家に向かい走り出しました。車窓からは今までに見たことのない牧草地帯と馬と羊と牛。まるで絵葉書を見ているようでありました。どこの住宅街も公園の中に家があるような気がします。歩道と自転車道と車道とこれぞオランダ!翌日小鳥のさえずりに起こされ、センスの良いインテリアの中で朝食をとり、スーザンのお母さんと4人でオランダでのチーズ生産量の60%を占めるチーズの町・ゴーダと世界遺産のキンデルダルクの風車群地区(=写真左=)を案内してもらいました。今まで風車は写真でしか見たことのなかった私にとっては、実際に動く風車を見るのは初めてで、遺産が動くと言うことでは珍しいのではないでしょうか。これほど大きく力強く、側まで行くと本当に迫力があります


森と湖と白夜の国・・娘との再会 そして・・・
                      In Sweden


 次に向かったのは、娘の待つスウェーデン。ストックホルム空港に着くと娘の最初の言葉が「お父さん、小さくなったの?」でした。オランダもそうであったようにとにかく大柄の人が多いのには驚きました。スウェーデンは森と湖が非常に多く、本当に美しく、特に空は昼も夜も(白夜で夜10時頃まで明るい)澄んでいました。気温は昼約15度、夜約5度と寒暖の差が激しいがどこの家でも各所に温度計があり、常に室温20度に保たれ、とても快適に過ごすことができました。またどこの家でもローソクの明かりが好きで、部屋は間接照明が多く、私にとっては少し薄暗く感じたが、慣れてくるととてもいい雰囲気になり、ゆっくりと時間が流れるような感じがしました。


アンダスの実家 軍港の町・カールスクローナへ

 先ずは、我が家の留学生アンダス(宮城さん宅でホームステイ中)の実家へとX2000(スウェーデン版新幹線)で向かいました。場所は軍港の町・カールスクローナで世界遺産の町だけあって本当に美しい町でした。この日、4月30日はワルプルギス祭りの日で、スウェーデン国内いたるところで国旗が掲げられ、また夜には花火を上げたり、木々を集めて燃やし、町中の人が集い歌って春の訪れを祝う日でした。次に行ったのは、娘も時々行くストックホルムでありました。バスに揺られて約3時間、娘のガイドでドロットニングホルム宮殿の衛兵交替(=写真左=)、ノーベル賞の授賞式会場、ヴァーサ号博物館や土産物店、そしてお気に入りのショップなど・・・。青空の下、楽しく一日を過ごしました。その後、留学先の町 ノースシェーピング(北の町と言う意味)で娘の学校や地場産業のガラス工房やあの有名な『IKEA』等々を見て周り、楽しいスウェーデンでの日々を過ごすことができました。
(『IKEA』→スウェーデン家具やインテリア製品を手がける専門店)

2007年6月号(VOL30-3)

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