2005年9月号(VOL.23-4)
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オランダからの便り〔秋〕 (2)        スザンヌ・ヴァン・レイデン Suzanne van Leijden
 この夏、オランダは冷夏でした。6月には気温が30度もあった日もありましたが、そう長くは続かず、それ以後はほとんど毎日雨で、気温は15度ぐらいでした。

 前回お話したように、オランダの人たちは国内でキャンプをするのが好きです。こんなお天気の悪い日でも、多くの人がキャンプを楽しみます。明るい太陽の外国に旅行する人もたくさんいます。だれもこの夏がこんなに雨続きだとは予想しませんでした。

 旅行会社は最後の最後まで海外旅行を希望する人たちでごったがえし、祝日の旅行ともなると価格は倍にもなりました。
お店では、夏物のセールが催され、この天候のためにもう冬服が売り出されようとしています。みんなコートのような暖かい服を買いたいと思っているようです。

 人々は何もない秋を日々働き、クリスマスのようなパーティがたくさん開かれる12月を待っています。


スーザン(スザンヌ)さんを訪ねて

 スーザンさんのホストファミリーだった高校1年生の宮城妙由子(みやぎみゆこ)さんが、帰国して数ヵ月後のスーザンさんを

Scheveningenという有名な浜辺の前で
スーザンさん(右)と
訪問しました。以下は妙由子さんのお話です。


 関空からアムステルダムのスキポール空港まで約10時間の空の旅。空港へはスーザンが車で迎えに来てくれました。空港から彼女の家までは1時間ほど。車内からは広い平原のみぎひだりに風車が見え、オランダへ来たんだと実感しました。平原には馬や牛が放牧されていたり、個人の馬を散歩させている風景も見られました。

 オランダの人は乗馬が好きだと聞いていましたが、スーザンも例外ではなく自分の馬を持っていて、障害レースなどに出たりするそうです。私も勧められて乗ってみましたが、ちょっぴり怖くて、5分ぐらい乗っているのがやっとでした。

 チューリップが咲き誇るKeukenhofという観光の花園に連れて行ってもらいました。
その中には木靴を売るお土産店があって、壁一面はもちろんのこと、天井からもぎっしりと色とりどりの木靴が吊るされていました。サイズは赤ちゃん用の12センチぐらいから大人用の30センチ位まであり、売り物でないけれど1メートル近いものもありました。農耕用の木靴も売られており、これは今でも使用している人もいると聞いて驚きました。

 「アンネの日記」のアンネ・フランク・ハウスにも行きました。そこには私以外の日本人観光客もいましたが、Eftelingという遊園地では、ほとんど外国人は行かないところのようで、ちょっとジロジロ見られました。

 中でも興味深かったのは、Madurodamという遊園地で、オランダの街とその近郊が縮小された模型のようなものでした。ここをまず訪れてから、見所を決めるのも一つのアイデアかもしれませんね。  
                                          (妙由子)




おうみ多文化交流フェスティバル2005、RIFAも応援!

 昨年初めて開催された「おうみ多文化交流フェスティバル」が今年も開催されます。
大津市の琵琶湖ホールではコンサートと多文化共生を語り合うシンポジウム、多文化の体験コーナー。その周辺では学生広場、多文化のパレードなど華やかに繰り広げられます。9月18日(日)午前10時から午後7時30分まで。栗東国際交流協会は昨年に引き続き、「おうみ多文化交流フェスティバル」を応援しています。
(おうみ多文化交流フェスティバル実行委員会  TEL077-526-2929)
訃報
 前会長 猪飼光三郎さんが7月10日ご逝去されました。初代会長としてRIFAの設立と運営に尽力され、退任後は顧問として会の一層の発展のためご支援くださいました。謹んでご冥福をお祈り申しあげます。
編集後記
 最近、市内のどこでも地域や家庭で花作りをされているところが多く見られるようになりました。
通りすがると、何気なく心が和みます。以前イタリアに行ったとき、どこの家庭のベランダにも花があったことを思い出しました。花が持つ素晴らしさは世界のどこでも、人の気持ちを豊かにしてくれます。
 花作りをしている私も、そんな気持ちでご近所に潤いを届けたいものです。(S.M.)

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