2006年3月号(VOL25-2)
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 昨年11月16日(水)から11月21日(月)まで岩崎洋子教育長を団長とする栗東市の使節団員7人が衡陽市を訪問しました。以下は団員の報告書からの抜粋・編集です。


岩ア洋子団長
 長い歴史の中で築き上げてきた伝統や文化があり、その上に立って教育や芸術が展開されている衡陽市を訪れ、多くの出会いに感動を覚えました。埋蔵物や遺産、爆竹を焚いての先祖を敬う姿、次世代に向かっての教育に対して教師も生徒も一丸となって取り組んでいるなど、どれも心に残るものです。行く先々での熱烈歓迎に心安らぎ、一層の友好を深めることができました。また、日本の社会・文化・教育のよさを改めて見直すきっかけともなり、大変有意義でした。
川ア等副団長(市議会議員)
 土地が広大で道路車線が多いこと、都会と郊外との何につけても格差が大きいこと、歴史の古いことなどについては驚くばかりである。人々は決して下向きではなく、たえず上向きで一生懸命生活されているように思う。教育においても、都会では小中一貫制で完全全寮制、小学校1年生から英語教育を取り入れ、各学年で成績順のクラス分けが実施されている。
 日本とは考え方、生活習慣、自然環境等に違いはあるが、人間は世界各国平等である。その基本に立って政治・経済・文化・歴史・社会を互いに理解し、交流することが大切ではないだろうか。
藤ア聰団員
 自国の歴史の重さを体感していると共に誇りにし、将来を見据えて教育に取り組んでいる中国を目の当たりにした。そして、国際交流についての意義を考えるひとつの機会となった。人類が一つになり、人種的・宗教的差別がなく、お互いを認め合う世界を築くためには、お互いの歴史や、政治、社会を理解することが大事であると認識した。
堀池直一団員
 初めて訪問して、中国という国の大きさに驚きました。軍の演習ということで、上海で待つこと5時間というハプニングに少し不安になりましたが、その後のスケジュールは、博物館・表敬訪問・市内小中学校視察・観光地でもあり、宗教家の修行場でもある南岳衡山など順調に運びました。小中学校では子どもたちが合奏で歓迎してくれ、そのいきいきとした目と体がとても印象に残りました。
吉川矩次団員
 驚いたことはいくつかあるが、歓迎会でふるまわれた「酒鬼酒」はアルコール度40数度で、のどが焼けるほどの強烈な銘酒。3杯立て続けに乾杯する当地の習慣には恐れ入った。また、東西に広がるあの大きな国に時差がないというのも不思議に思えた。
 数年前に来市した衡陽市からの5人の農業研修生にはRIFA日本語教室で出会ったが、その3人に再会することができ、うち2人は3日間同行してくれた。友情を大切にする民族であることを実感した。
大津京子団員(通訳)
 通訳として2度目の訪問。上海空港での5時間待ちと3日目の衡陽市での突然のスケジュール変更に少し動転、副市長さんとの会談には緊張しましたが、皆様のご協力で無事通訳の仕事を続けさせていただきました。今後、勉強させていただいて得られた知識と人の輪を大事にしてお役に立ちたいと思います。
岩本敏雄団員(市民活動推進課課長・栗東国際交流協会事務局長)
 衡陽市では幹部の方々から盛大な歓迎を受け、湘劇(湖南省の地方劇)を鑑賞させていただいた。また、日本語を子どもたちに学ばせたい、学びたいという思いが伝わった訪問だった。


◎第6回中国湖南省衡陽市訪問栗東市使節団報告書を差し上げます。
ご希望の方は電話でお申込みください。(TEL: 551-0293)
2006年3月号(VOL25-2)

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